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ウィンズバルーンスクール

Last updated 2024-04-22

ウィンズバルーンスクールについて、過去にいただきました質問をベースに回答をまとめてみました。

1.ウィンズバルーンスクールはどんなスクールですか?

1996年より、バルーンのプロを育てることを目的に開講しているバルーンスクールです。当時個人事業としては日本でも希少のバルーンショプをオープンさせ、ブライダル、イベントの装飾や演出の他、大規模なオブジェ制作の足がかりを築いた、スクール主宰の加原が、現場を通じてこれまで培ってきたノウハウを「バルーンビジネス」という視点で、わかりやすく学んでいただこうと開講させた、長期としては国内でただひとつのスクールです。

現行のカリキュラムは、バルーンギフトの販売、バルーンデコレーション(装飾)、ビジネスの考え方など、バルーンビジネスに必要な「基礎・基本」をマスターし、奥深い知識や技術を習得していただく内容となっています。

2.なぜバルーンビジネスが視点なのですか?

仮に趣味の領域でバルーンを習われたとしても、作った作品をお友達にプレゼントしたりしてるうちに、「バルーンでそんなのできるんだったら、今度○○さんにプレゼントしたいから作ってよ!」という依頼が、数多くあります。最初は無償だったとしても、依頼数が増えると無償ではできない状況になり、どんなカタチでも対価が発生します。対価が発生する=本来はプロです。また、そんなに反響があるのなら仕事に…と考えるのも自然の成り行きです。

特にバルーンギフトの需要は右上がりの曲線を描き、10年前からは想像できなかった程、日常的なものとなっています。ですので、趣味のバルーンから始めるのではなく、最初からビジネスを主眼にすることで、チャンスの時に活かせるというわけです。

さらに、バルーンは 楽しい・かわいい・夢があるなどがイメージワードですから、プレゼントにしても、商品にしてもお届け時にバルーンがしぼんでいると受け取った方は少し切ない気持ちになります。ですので、受け取った方に「笑顔」になって頂くために、完全な状態を維持するための技術と知識を身につけることも大切です。

3.募集定員は4名だけなのですか?

そうです。現在最大4名です。その理由は、4名だと私(加原)がしっかりと教えることができるからです。過去にひとクラス13名の時期もありましたが、正直教えきれません。講義だけすれば問題のないことなのですが、バルーンの仕事は「技術職」です。
全くの初心者の方に対して技術は講義では習得できないので、数年前より「技術を教える」のではなく、競合が多くなるマーケットの中で「技術を身につける」「体で覚える」といった方向にシフトしてから、4名に絞り込みました。要するに「学ぶ人に対する責任を果たす」ということです。

4.長期と中期集中、短期、それぞれのコースの違いは?

■短期コースは、本来は遠方で通学が大変な方、また事業基盤を既にお持ち方を対象に2日〜5日間でバルーンギフト・バルーンデコレーションの基礎を把握することを目的にしています。

特に小売りの業態(バルーンショップ・インターネットショップ等)で有効なアイテムを一度制作してみることで、アイテムの制作過程はもちろん、どんな素材でどんな機材を使用するか…ということなど、想像していなかった内容、また知識に触れて頂きます。その後は、もちろんご自身の反復や努力が必要となりますがお電話やメール、SNSの活用で、質問や忘れてしまったことなどできる限りお伝えいたします。

また、中期集中コースや長期コースのように、遠方の方で通学できない場合、その他ビジネスの基盤を既にお持ちの方の場合に適したコースとなります。修了後は電話やメールの他、SNSでのフォローが中心となりますが、可能な場合はスケジュールを調整の上、来校していただいても構いません。いずれにしましても不明な点、アドバイスを必要とされる時は、積極的なご連絡をお願い致します。

■中期集中コースは原則的に期間限定で開設されるコースとなりますが、近年近畿圏でも遠方の方の受講やお問い合せが多くなっており、短期では物足りなく長期では通学が大変と思われる方も多数いらっしゃいます。実際は遠方の方(兵庫県北部・西部 和歌山県 愛媛県 愛知県)でも長期コースを選択されておられますが、できるだけ長期コースの内容に近づけた(85%)上で、通学の負担の軽減を目的に開設致しております。

ただし、中期集中コースの場合は、小売りの業態(バルーンショップ・インターネットショップ等)および屋内装飾がビジネスの範囲となりますので、長期コースのバルーンギフト(初級)・バルーンデコレーション(中級)をカリキュラムとして構成している関係上、バルーンオブジェ(上級/立体構造物)のカリキュラムはございません。予めご了承ください。フォローにつきましては授業時の他、来校、お電話やメールでのアドバイスが中心とります。

■長期コースは1週間に1回およそ3時間を基軸に、初級ギフトアイテムを約3〜4ヶ月、中級デコレーションを約3ヶ月、上級オブジェを約4〜5ヶ月かけて学んで頂きます。また、長期コースは「体で覚える」ことが基本ですので、修了後「何もできない」「自信がない」では意味を果たしません。ですので、まるで部活動の合宿並に「できるまで」指導します。その結果「できた」という自信の積み重ねを礎に、ご自身のビジネススタイルに続く応用に繋げていただければと思います。

また、長期コースではスクールに通いながら、「ご自身でできることは並行して進めて下さい」とお願いしています。授業の中で受講生はあくまで受動的です。受け身の場合その時に理解していても、時間の経過とともに忘れてしまいます。しかし、ご自身で何か能動的に動くことにより「わからないこと」が「わかる」ようになります。その「わからないこと」を次回の授業の時に質問としてお持ち頂ければ、授業とは異なる内容であったにしてもできるだけ一緒に考え、実践して頂く方向へとアドバイスします。

このように能動的に動くことにより、壁を乗り越える力を養うというのも、長期コースの特長です。現在ほとんどの方が、受講とお仕事を並行して進めておられます。

5.材料の仕入れはできますか?

原則的に当スクールでは、材料の卸を行っておりません。しかし、バルーンに必要な素材・資材・ガスなどの仕入れ先をご案内しますので、ご自身でお取り引きを行って下さい。その方法などは、長期コース・中期コース・短期コース問わず授業の際にお伝え致します。

6.受講される方はどのような方がいますか?

10年程前までは、バルーンがメディアで今以上に取り上げられていましたので、バルーンの世界を知りたい方や自分探しを目的として、ビジネスに対して直結する方はそんなに多くはいらっしゃいませんでした。もちろん現在も業界で活躍している方や独立して事業を営まれている方もいらっしゃいます。

近年の傾向としましては、バルーンギフトの普及とネットショップの普及で、「実際にプレゼントでもらった」「実際にネットショップでバルーンギフトを発注したことがある」などのキッカケから、「その嬉しさを自分も伝えたい」と言う方、子育てが落ち着いたので何か自分でできる仕事をしたいなど「独立志願」が前提で受講を希望される方が大多数を占め、大まかな内訳は以下の通りです。

男女比 2(男性):8(女性)
年齢層 20代 15% 30代 25% 40代 25% 50代 25% 60代 10%
職種順 主婦 70% 会社員・アルバイト15%(事業体との雇用契約のある方)自営業15% 

居住地
大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県 三重県 岡山県 広島県 島根県 鳥取県
愛媛県 高知県 徳島県 香川県 
東京都 神奈川県 千葉県 群馬県 栃木県 山形県 静岡県 石川県
愛知県 福岡県 宮崎県 長崎県 鹿児島県 福岡県 沖縄県
ハワイ マレーシア 香港

起業値 独立起業 約90%(実店舗 ネットショップ プログの利用 その他)
※2006年〜現在

7.修了後就職はありますか?また紹介や斡旋はありますか?

就職につきましては、ネガティブな思考となりますが、原則的には期待されない方が懸命です。それはバルーン業界において定期的な求人をしているような大きな事業体が少ないことに起因しています。細かくアンテナを張り巡らせ探せば、補充人員として時々求人募集をしているところも見受けられますが、数多くは存在しておりません。

仮に就職ができたとしても、組織の中では当然その事業体のビジネススタイルやスタンス、ポリシーが存在しますので、自己表現の手法としてバルーンに魅力を感じる方の場合は、自由度の低さから退職し、改めて起業する人もいるのは事実です。ならば、始めから自身のワークスタイルやライフスタイルを築き、事業として進めて行く方が近道かもしれません。ですのでスクールとしてはどんなに小さい規模であっても起業をおすすめします。

いずれにしても、起業し継続や存続は容易なことではありません。バルーンの技術や知識だけではなく、ビジネスに対する思いや、熱さが必要です。ただ、就職か起業か…という選択はご本人の意志となりますので、就職をお考えの方は、スクールで習得されるより無垢な状態で直接就職される方が良いと思われます。同様にスクールでは就職先の紹介や斡旋も行っておりませんので、予めご了承下さい。